通勤や営業車での移動中に本を読める!?にチャレンジ。車で移動の多い地方企業のための読書勉強術

営業や通勤など車で移動することの多い地方のビジネスマン。普段から本を読みたいと思っても運転中などは本が読めませんよね。
電車やバスなどの公共交通での移動が当たり前の都会のビジネスマンは移動中に本が読めたりしていいなぁ・・・なんて思ったりしている田舎のビジネスマンは多いのではないでしょうか。

本、読みたい!
でも、普段の忙しい業務の中、時間がとれない

そんな毎日を送っているカタヤマです。

ふと、Amazonの電子書籍アプリ「Kindle(キンドル)」とスマホの「読み上げ機能」を利用して、車で移動中に本を読み聞かせてもらえないだろうか?
と思ってチャレンジしてみたのでご報告します。

スマホ(Andoroid)に標準搭載されている読み上げ機能をつかって、Amazonの電子書籍を読み上げさせることで、車で移動中などの時間を「読書」の時間に変えられないかと思って実験してみましたので報告です。

  • AmazonのKindle(キンドル)アプリと読み上げ機能について
  • 車で音を聞く、FMトランスミッターやブルートゥースオーディオについて
  • 実際にやってみた

読み聞かせ自体はできました。
しかしながら、、、なにしろ機械音声なので初めて読む本や専門用語の多い本などはアタマにはいってこないかも?
結論! 一度読んで面白かった本の復習などにはよい!

AmazonのKindle(キンドル)について

多分ほとんどのスマートフォンには目の不自由な方のための読み上げ機能がついています。
タッチした場所や、画面に表示される文章を機械音声が読み上げてくれるのです。

キンドルは、iOS、Andoroid両アプリともに読み上げ機能に対応しているようですので、これを使って車で移動している最中、とくに中長距離での移動中に本が読めないか?(読み聞かせをしてもらえないか?)と思い付きやってきました。

運転中に音を聞く方法

読み上げ機能だけじゃなくて、運転中に聞く。ということなので、アプリの設定の前に、自動車走行中にスマホの音を聞く方法を紹介しておきます。

  • イヤホンで聞く・・・道路交通法違反にはならない、、らしいですけど条例で禁止されていたりするらしいです。というか危ないのでやめといたほうがいいでしょう。
  • ブルートゥースオーディオ・・・これが本命です。最近のカーオーディオには普通についているようですので、スマホと接続すれば簡単に音が聞けます。(詳しくは説明書を^^)
  • FMトランスミッター・・・スマホにとりつけてFMの電波を発信してカーオーディオで受信するという機械です。スマホのアクセサリー売り場とかにも普通に売っています。
  • スマホを大音量で!・・・わたしの車みたいにエンジン音がひどいやつはだめでしょうが、ハイブリッド車みたいな上品な車種ならいけるかも?

こんな感じで運転中にスマホの音が聞ける方法、いろいろあります。

実際にやってみた

準備

  1. キンドルと電子書籍・・・アマゾンで買ってください。先に結果を言っておくと、オススメは一度読んだ本の復習くらいになら使えるかな?という感じなのでわざわざ張り切って新しく購入とかをする必要はないと思います。(あくまで、私の感想です)
  2. ブルートゥースオーディオとの接続など、走行中に音を聞くための設定をする

設定

  1. スマホの画面の自動回転を停止(キンドルの読み上げは画面が回転するたびに一時停止するので、あらかじめ止めておきます)
  2. 先に、キンドルの書籍を開いて読み上げしたいところまで進めておく(読み上げ機能を起動すると目の不自由な人用の操作モードに切り替わってつかいづらくなるので、開くだけにしておくのがおすすめ9
  3. 読み上げ機能をON(Andoroid5 Xperia Z3 の場合:設定→ユーザー補助→TalkBack を Onにする
  4. 注意事項やチュートリアルがひらくのでそのままOnに
  5. Andoroidの場合読み上げ機能をOnにすると、目の不自由な人用の操作モードに切り替わります。基本操作は、タップでタップした場所の説明を音声案内し、そのままダブルタップで動作。という流れです。例えばキンドルのアプリを開くときは、アイコンをタップすると「アマゾン、キンドル」と音声が流れるので、そのままダブルタップすると開きます。
  6. 上記方法でキンドルアプリを開く。
  7. 上記2で読みたい場所まで開いているはずなので、そのまま本文をダブルタップ。2〜3回ダブルタップすると、読み上げが始まります。

という感じで読み上げ開始です。
当然機種やOSのバージョンによって操作方法が違ってくると思いますので、それぞれ調べてみてください。

使ってみての感想と、実用性について

実際に車での移動中に使ってみました。
冗談半分で始めましたが、思ったよりも、ずっとスラスラと読んでくれるので、聞きやすかったです。

ただ、結論としては、やっぱり、いろいろとイマイチの内容でした。

ダメな所やイマイチなところを上げておきます。

  • あたりまえだけど、表やイラストがおおいのはだめ
  • ちょくちょく「読み」がおかしいので脳内変換が必要。
    • 今回はマーケティングを学ぶ (ちくま新書)という本を主に使ったのですが、市場(しじょう)をずっと「イチバ」と読みやがるので脳内変換につかれます。
    • とつぜん「ドットドットドットドットドットドットドット・・・・」とか言い始めたのでバグったのかと思ったら「・・・・・・」を読んでいました。
    • イラスト等が前提の説明のときにも、なんの前触れもなく「ご覧いただけけるように・・・・」と話し始めるので、一瞬なんのことかわからない
  • アルファベットなどは飛ばされる傾向にあります。
  • 機械音声の棒読みなので、小説などは、シリアス感ゼロでおすすめできない
  • もちろん、技術書などもわからんです。
  • 読み上げ機能を、有効にすると、スマホの操作が「目の不自由な人や視力の弱い人向けのモード」に切り替わります。今までの操作方法とガラリとかわるのでかなり戸惑います。

ただ、音声自体は聞きやすく、わかりやすいので、

一度読んだ本を復習のカタチでもう一度読む(聞く)

という利用方法がオススメかと思います。

一度読んでいるので、読みの違いや図などもある程度は脳内で変換できますし、個人的な感想ですが、一度読んだ知識をアタマに定着させる意味で非常に有効だと感じました。

なので、おすすめの利用法としては、

  • まずは、一度斜め読みでもスピードリーディングでもいいので、ざっと読んでアタマに入れる
  • 二度目は移動中などに聞くことで最初に読んだ内容が復習されて、よりアタマに残る

というのではいかがでしょうか。

役に立つか微妙ですが、気になる人はお試しください。

スマホを読み上げモードにしたはいいけど操作できなくなった。という人へ

Andoroidに関していうと、基本操作は、1タップで、タップ場所の説明を聞き、そのままダブルタップで実行です。
なので、「タン、、、タンタン」というリズムで3タップすると実行できます。
途中でわけがわからなくなったら、このタップ方法でホームボタン→設定と実行して、読み上げ機能をオフにしましょう。