WordBench 富山 に参加してきました。

【勉強会】WordBench 富山 勉強会@富山市 第67回 11月26日(土)
https://www.facebook.com/events/1741536562763982/
に参加してきました。

今秋は、いろいろな方と出会いがあり、遠方の勉強会への参加が多めです。
ありがたいことです。
軽い気持ちで参加したら、20名以上の参加で会場はびっしり埋まってて、富山のWP熱すげーなってのが第一印象。
あと、開始前に会場裏の「富岩運河環水公園」ってところをフラフラ歩いてたんだけど、すっっっごくいいところで、あまりに美しすぎて謎の敗北感を感じるほど。(褒め言葉です)
WordBench富山に(参加&&会場がサンフォルテ)だったら足を運ぶことをお勧めします。

Welcartについて

WordPressのECサイト構築プラグイン「Welcart」を開発しているコルネ株式会社の南部様によるセッション。Welcartについてわかりやすく解説していただき、開発の歴史や運営の方法、セキュリティについてなど、色々盛りだくさんに解説をしていただきました。
Welcartは、たしか5年前とかそういう時期に(たしかまだバージョン1になる前)、あるお客様と一緒にWordPressでECサイトできないか検討している過程で使ったことがありました。そのときは、申し訳ないけどなかなかに使いづらくて断念しました。(そのお客様の業態とシステムがあわないってのが大きかったですが)。。そのときは結局ECキューブを選択したのですが、それがキッカケで、その後も特にWelcartと触れ合うキッカケがないままになっていました。
でも、今回お話を聞いて当時と比べてめちゃめちゃ進化しているなぁ、、、て思いました。
デモを見せてもらいましたが、もう別物ですね。今後は積極的に使っていこうと、心をあらたにして、食わず嫌いだった自分を恥じる今日このごろです。

感じた事

コアな機能は本体プラグインで提供しつつ、ウィジェットとかの見た目機能は専用テンプレートで提供してて「カスタマイズするときはこれの子テーマをつくりましょう」という姿勢や、拡張機能を専用プラグインで配布しているところ。
あとは、当たり前なのかもですが商品情報がカスタム投稿として実装されているところとか(これはデモみてるときのURL見てそう思っただけなんで違うかも)、WordPressの流儀というかそういうのに添ってつくられているので、普段からWordPressをがっつりやっている人には、いじりやすそうだなって感じました。
あと、なんというか、南部様の話しぶりとかからにじみ出てくる人柄が、「THE開発者」って感じの方で、こういう方がリーダーシップとって開発されているシステムなので、これからもどんどん良くなっていくだろうなと感じました。(なんか偉そうな書き方になってしまいました。すみません。m( _ _ )m)

よりよいコードを書く!


WordBench富山の神垣さんによるセッションでした。
静的コード解析による読みやすいコードを書きましょう。というお話。
普段から「大事だよね」とかいいながら、ついつい疎かになる「コーディング規約」について、ちゃんとやろうぜ!って内容と、ちゃんとやるための手法やツールの紹介をしていただきました。
「3日経てば他人のコード」は、自分の中で「var_dump書きたくなったらテスト書け」と並ぶCI格言にリストされました。
WordPressのコーディング規約は、1,2回読んだだけで、実際にはクォートの部分とか直接のパフォーマンスに関わりそうな部分しか守ってなかったので、(ごめんなさい・・)、ちゃんと守ろうって心をあらたにしました。というか自動チェック&自動整形ですね。Atomでどこまでできるんだろうか。。。あとで調べねば。あと、{}とかifのスペースは個人的にはどっちとも言えないなぁ。。という印象でしたが、ヨーダ記法はまさにそのとおりだと思ったので意識して取り入れるようにしたいと思います。

こういう『書き方』をちゃんとやっていないと、結局勘違いとかで無駄な時間を取られたりするので超大事。
ありがとうございます。m( _ _ )m

以上。

大勢が参加する勉強会だと、意見とかもバンバン出て活気がありますね。次回は長岡との合同開催の計画も持ち上がっているようで今後が楽しみです。

PHPカンファレンス2016に行ってきました。

PHPカンファレンス2016に行ってきました。
もうPHPer歴10年以上ですが、実はカンファレンス参加ははじめてでした。
ずっと行きたかったのですが、秋のこの時期って学校や子どもの行事が重なっちゃってなかなかいけませんでいた。

一番の印象は、人すげーいっぱいいるな。。てことです。
新潟でPHPイベントで何千人くらすが集まることってないですからびっくりしました。田舎の引っ込み思案な俺は若干人当たりしながら、それでもたくさんの知識と刺激と出会いをいただけました。

聞いてきたセッションについてまとめがてらブログに。

PHPの今とこれから2016

日本PHPユーザ会
廣川類さん

オープニング的なセッションということもあり、今回のテーマ「?>NEXT」ということで、PHPのこれから。PHP7.1とか、hhmv/hackとか、PHPを取り巻く状況の今とこれからについてお話をきかせていただきました。
PHP7は、すこしづつ使い始めています。最近はコンピュータやネットの速度がかなりあがってきているのでバージョンを上げるだけで目に見えて速度がかわる。っていう経験はあまりないですが、PHP7にはそれがあります。もう枯れた言語かとおもわせておいてこの進化。廣川さんのお話にも出てきたJITの実装など、まだまだポテンシャルを秘めていそうなPHPのこれからに夢が広がりました。

Composerプラグインをつくってみよう

中野拓さん
@Hiraku

https://speakerdeck.com/hirak/phpcon2016

実は一番パラダイムがシフトした感じがしたセッションです。
最近は、PHPのライブラリを使おうとしたら、ほぼ全部Composer経由になってきてるので、そういう意味で、ここらで一つちゃんと学ぶきっかけを。っていう軽い気持ちで聞きにいきました。
まずは、Composerプラグインの実例紹介とか作り方のポイント説明などを丁寧にしていただき、「なるほど、そうやってつくるんか。。。とか、composer.jsonってけっこういろいろできるんだなぁ。。」って言う感じで聞いていたのですが、それらを一通りお聞きして、あぁためになったなぁとか思っていたら、、、

実はここからが本題です。と、始まったのが以下の事。

  • Composerとはライブラリの依存関係解決といわれていますが、それだけじゃないですよね。
  • Composerとは曖昧だったPHPライブラリという概念を「パッケージ」という言葉で定義した存在
  • Composerは、PHPライブラリ(パッケージ)をつくるためのフレームワークであり、
  • そして、ライブラリ(パッケージ)の集合が、プロジェクトである。
  • つまり、Composerとはプロジェクトの全てを掌握する存在。

だからこそ、Composerプラグインっていろいろな事ができる可能性があるんじゃね?
という呼びかけ。

た、たしかに!!
Σ(゚口゚;

そう考えると、Composerプラグイン(Composerのscriptsプロパティも)の可能性を感じずにいられなかった。
今度Composer使うときちょっとそういうアタマで考えてみよう!!

PHP7で堅牢なコードを書く – 例外処理、表明プログラミング、契約による設計

タワーズ・クエスト株式会社 取締役社長
和田卓人

https://speakerdeck.com/twada/php-conference-2016

とっっっても大事なことだけど、今ひとつわかっていなかったり曖昧にすませていたり、ときには省いてしまったりしちゃう「堅牢なコードを書く」ってことについて、非常に明快に解説していただけた内容。
これを無料で聞けるってすごくね?っていう内容でした。

タイプヒンティング、値の制限、例外処理、そして、恥ずかしながら今回はじめて知った表明(アサーション)。など、堅牢なコードを書くために実例を交えた手法の紹介。
そして、それらを、どういうときに、どういう考えて使っていくのか?

正直、いままでは結構フィーリングでやってた事も多く恥ずかしくなってしまいました。
予防的プログラミング、攻撃的プログラミング、契約による設計という考え方にわけて、どんな局面で何を考えて、どんな手法をつかうのか?
非常に濃い解説をしていただけた気がします。

堅牢なコードを書く っていうテーマなので結構固い話だったり、怖い話だったりするのかと思っていましたが、このテーマでお話を聞いた後に「うぉープログラムすぐに書きてー!!」ってワクワクしてくるとは思わなかった。そんな価値あるセッションでした。

安全なPHPアプリケーションの作り方2016

HASHコンサルティング株式会社 代表取締役
徳丸浩

https://speakerdeck.com/twada/php-conference-2016

この日一番聞きたかったセッション。
上記の和田さんのお話とセットで聞けたので、ホントによかった。
ネットのセキュリティでおなじみの徳丸さんのお話。

PHP周りのCMSなどの脆弱性とその攻撃手法を具体的に見せていただけて、(((( ;゚д゚)))アワワワワってなりながらも、とても参考になりました。
強力な脆弱性の発見に「興奮しました」と語る徳丸さんがなんかすごく素敵。

Drupalで発見された最凶クラスの脆弱性の紹介をしてくださっているときに、「これ、ドゥルパゲドンと呼ばれてるんですが」みたいなことをポロッとつぶやいてて、それがツボって、昨日からずっとアタマのなかで「ドゥルパゲドン」がぐるぐる回ってる。

安全なWebアプリ構築のためには、脆弱性のない(少ない)バージョンの言語の安全なライブラリをつかって、防御的なコードの書き方をしていくことが大事ってことが身に染みました。

LTいろいろ

  • 家庭用ブロードバンドルータでWordPress動かすとかマニアにはたまらない試み!!
  • CodeIgniterが熱い。やっぱりこれからのフレームワークはルーティングする感じ。今までみたいにCRUDの画面遷移全部PHPでやるというよりはPHPはAPIを提供してフロントはJSとかアプリでって感じになっていくのかな?PHPの役割としては、APIとかで要求されたデータを速く、安全に、安定して返す。というあたりでしょうか。
  • レシートプリンタみたいのやつは反則www
  • Serverlessにすげー興味でてきた
  • drone.ioがモンスターボールにしか見えない
  • この日一番の笑いを巻き起こしたと思われる「一般の人が1年プログラムをやってみて・・」のLT!! 新人さんに技術教えるときの順番の参考になりました。
  • IoTやりたいな。もれそうなときに限ってトイレ埋まっているのはとてもよくわかる。
  • MySQLとPHPは同じ傷を舐め合う仲間(^^;
  • オープンソース界隈で翻訳活動されている方々には本当に感謝です
  • 厳正な抽選は、おそらくたくさんのチームを救うと思う(^^
  • やさしい規約の考え方はとても大事
  • Vagrantで満足してたけど、ほかにもいろいろチャレンジしてみるって思う
  • チームでのコミュニケーション。いいチームで仕事したい。

懇親会

この歳ですが、かなりのコミュ障なので、知らない人の中に一人でいるとしょんぼりしちゃうのですが、こんな俺にも優しくおつきあいいただき沢山の方とお話ができ、新たな出会いをいただけました。
ありがたいです。
WordPress界隈はまだまだ元気なこと。
フレームワークは、みんなLaravelになってきてる
これからのPHPはAPIとかのバックエンドとしての役割をとても期待されているのかな?
地方にも元気なひといっぱいいる。
とか感じることができました。

運営者様スタッフ様、お疲れ様でした。とてもよい知識と刺激をいただけました。m(_ _)m

あと、あきらかに普通よりもネットを使う人種の方々が何千人と集まっているのにびくともしない無料Wi-Fiスポット!!
CONBUさんもすごいと思う。

それから、会場で売ってたお弁当、みためオシャレなガパオBOXなるもの。
結局どうやってたべるのが正解だったのだろう・・ぶっかけてかっ食らったけど。
PHPカンファレンス2016ガパオBOX